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ゼロから始める魔法の書



このアニメを評価するにあたって、牧歌的という言葉がまず脳裏をよぎりました。

描写方法によっては非常に残酷でグロテスクな表現もできるような世界観ですが、「日曜朝○時枠」に収まるような純ファンタジー王道冒険譚となっています。

転生系が流行る昨今の“なろう”ですが、それとは違いこちらはしっかりと中世ヨーロッパ風な世界を作り上げているようです。奴隷制度、魔女狩り、国家の在り方など、他作品だと主人公の主観によって描かれ、創造するように世界感ができあがり伝わってきますが、これは国ありき・世界環境ありきでその中で主人公が駆け回るというか冒険しています。

転生系はゲーマー視点、王道ファンタジーはゲームクリエイター視点。ってことでしょう、我ながらナイスな表現だZE

アニメ中では「おれも昔は冒険者だったんだが、膝に矢を受けてしまってな」とスカイリムで有名な台詞がものすごく自然に使われていて、スタッフたちのネタに対する真心を感じ取りました。メタフィクションを挟むにしても、それと気づかせないような気配りが大切だということを改めて認識させられました。

のんびりとした空気をもちつつ、助長されない戦闘がサクッと終わり、幕引きもスゥーっと閉じていく。一見すると記憶に残らないアニメなんですが、クセがないのでまた観たくなる・何度も観たくなる不思議な魅力があります。

萌え要素もなく激しい戦闘描写もなく、メタフィクションも(ほとんど気づかれない程度にしか)なく、静かに評価されています。けもフレやこのすばなどビッグタイトルが間近にあり他作品もあまり視聴されない不遇な時期でしたが、内容的にも隠れた名作として愛されそうです。

純RPG・王道ファンタジーが大好物の身としては悲しい現実です。しかし、グルグルの再アニメ化が全てをかっさらいそうなのでそろそろファンタジー系は手を打ったほうがいいとは思います。まぁ、衛藤が絡まない限りあの作品は完成しないケド。



昨今“なろう”では転生系が流行っていますが、素人の猿真似が増えたせいや同系統のアニメ作品も増えたせいで視聴者には飽きられ・呆れられている状況になっています。自分としては“転生したらスライムだった件”と“蜘蛛ですが、何か?”がまだアニメ化されてないのでそのあたりまでは作って欲しいです。

それにしても、中世ヨーロッパ風な世界観を舞台としたアニメ・漫画・小説は時代を変えても 人種が違っても色褪せず愛され続けています。やはり剣と魔法で強大な魔王や世界の謎と闘うという設計は、人間の原始的本能を刺激するのでしょう。欧米や欧州と比べるとアジアのものはグロテスクな表現をしないので抵抗なく見れるのがいいですね。

ファンタジーの例を上げたらキリがないですが、古くはダイの大冒険・スレイヤーズ・グルグル、新しいものだとゼロの使い魔・転生したらスライムだった件・この素晴らしい世界に祝福をなどなど、そもそもRPGは全てこういった世界観をメインとして据えているのでRPG好きな人がそのままファンタジー系アニメも好きになるんじゃないでしょうか、自分がまさにそうです。

時代の流れから考えてみると80年代後期~90年代初期にやたらと冒険ファンタジーアニメが量産されていた気がします。桃太郎伝説、魔神英雄伝ワタル、ラムネ&40炎、ロードス島戦記、上に挙げたダイの大冒険・スレイヤーズ・グルグルなどなど、タイトルだけでも記憶にあるのはこのあたり。冒険ファンタジーといっても子供向けなのでやたらギャグアニメばかり並んでいますが(笑)
こうやって見ると、RPGが日本を席巻していたのがことの発端であるようにも思えます。やっぱすごいねスクウェア。

およそ25年前のことなので一度世代交代が行われるくらいの年数ですね。流行が一周するとはよくいいますが、まさにその通りに時代が流れているのを感じます。

………と、いうことはこのあとに流行るのはSF物になるってことでしょう

セル画アニメの最高傑作『カウボーイ・ビバップ』、ロストユニバース、YAT安心!宇宙旅行、機動戦艦ナデシコ、(天地無双やカニパンもSF?)ほかにもあった気がしますが記憶に出てきたのはこの程度です。また日本にSF現象が起こるのは近そうですねぇ。

| サブカルチャー | 17:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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